ワンオクの名カップリング曲!カラスの歌詞に秘められた意味を考察


前回の記事では、「カラス」という曲が収録されているCD・DVDについてお話しました。この曲はカップリング曲なのにも関わらず人気があり、歌詞ランキング上位にランクインしていましたね。

 

ということは、それ程多くの方がこの曲の歌詞に共感しているのかもしれません。なので今回は、カラスの歌詞について見ていきたいと思います。果たして、どんな意味が込められている作品なのでしょうか。

早朝のゴミ捨て場所には…

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出展:ganref.jp

まず、歌詞はこのように始まります。引用元→ONE OK ROCK 歌詞 『カラス』

 

早朝のゴミ捨て場所には
しのぎ合って生きる黒い鳥達
それと僕らダブらせてみて
悲しい世界で生きていると確信

 

このように、カラスが毎朝ゴミを荒らしているのは良く思い浮かぶ光景ですし、実際に目撃されたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。takaが言う「僕ら」とはONE OK ROCKのことでしょう。

 

そして、カラスがゴミ漁りで争っている光景が自分たちとダブる。更に、「争いごと=悲しい」と考えると、takaは音楽の世界で競い合っていることに、ある種の虚しさを感じているのではないか。とも受け取れます。

 

表情一つ変えず首かしげ
黒い目の奥底は四面楚歌 嗚呼

 

この”四面楚歌”とは

敵に囲まれて孤立し、助けがないこと。周囲の者が反対者ばかりであること。

出展:kotobank.jp

という意味で使われています。

 

つまり、カラスは無表情だけれども、実は孤独で人間に対して敵意を持っている。そして、その姿も自分とダブる。

 

泣いてるか笑ってるか ソレすら君らには分からない
この孤独抱きしめて 悲しさで体は真っ黒さ!!

 

”例え自分が笑っていても、それが本当の笑みなのかどうかは、君らは分かってくれない。”

 

ここで言う「君ら」とは、ワンオクを理解してくれない”大人達”とも受け取れる。takaは当時20歳でベースのryotaに至っては19歳。なので、少年の立場として歌っている可能性もある。

”そして、やがてその孤独感は募り、心の中は次第に黒く荒んでいく。”

 

この翼いつの日か 黒よか白へと変わっていって
内(なか)は悪魔 外は天使
これを作り出すのは so お前らさ!!

 

この「白」というのは、偽りの自分。バンドが売れていくにつれて、ニコニコしなければいけない場面も増えてくる。売れれば、大人達は手のひらを返したようにはやし立て始める。しかし表面だけを。

 

すると、いつの間にか嘘のイメージ像が出来上がるわけだが、それを作ったのはあなた達(はやし立てた大人達)なんだよ。という表現。

 

ちょいとナメすぎたみたいだな!
オレらは全部覚えてる
あの日お前らにされたコト
今日もあの電柱から見ているぞ

 

”過去に受けた嫌がらせを忘れてはいない、あなたが見ていない場所から見ているぞ”。

 

「俺ら」と言っているので、メンバーもそれぞれ過去に何かを背負っている可能性も。因みに、これとは別の”Keep it real”という曲では、ギターのtoruがラップで「こうなったのは君らのせい」というフレーズがあります。

 

復讐の名をかりて
自らが上に立ち
そこから見る景色は汚いんだろうな 嗚呼

 

”復讐”というのは、どちらかといえば後手。つまり最初に嫌がらせをした先手が悪いんだから、し返す方はそれ程悪くない。でも、争いごとはやはり醜く悲しいことなんだろうな。と理解している。

 

磨がれてた刀が今 指示されるでもなく抜かれてって
傷つけて気がつけば 取り返しのつかないことになる

 

”今まで溜めてきた鬱憤が限界に達し、突然の拍子に言葉や態度で出てしまいそうだ。そうなれば、いつの間にか相手を傷つけて、取り返しがつかなくなる場合だってあるだろう。”

 

ここでは「~しまいそうだ」「~だろう」等と個人的に表現しているが、実際にそのような経験があったのかもしれない。
 

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僕は何で悲しくも この時代に生まれてきたんだろう?
自分すら制御できず まるで飛び方を忘れてるカラス

 

”この時代”と表現していますが、それはつまり、生まれてきたことそのものに嘆いているわけではなく、あくまで”この時代”。ということは、現代社会に嘆いているのではないでしょうか。

 

現代社会には様々な問題がありますが、具体例の一つとして”競争社会”というのが挙げられます。「結果が全て」というフレーズがまさにそれ。takaが「争いごとは悲しい」という考えなのであれば、この時代に生まれてきたことを悲観している可能性は十分にあります。

 

そして、”ストレス社会”とも言われている昨今。鬱憤が溜まり、自分が制御出来ない状態を”飛び方を忘れてるカラス”と表現しているのかもしれません。

 

The wing turns to white
I won’t stop the fight

 

日本語に訳すと、”翼が白に変わる。そして、私は闘いを止めるつもりはない。”

 

これを、今までの考察を踏まえて解釈すると、”私は偽りの自分になり、闘うこともやめません”となります。
時代、そして世間に悲観していても何も始まらないので、自分が進むべき道でそれを変えていくことを決意したのかもしれません。

 

泣いてるか笑ってるか ソレすら誰にも分かりはしない
この孤独解き放って 誰かに伝えるべき白がある

 

自分の本当の気持ちは誰にも分かるハズがない。
でも、例え偽りの言葉だったとしても、それを音楽に乗せて発信することは必要。
何故なら、それで救われる人がいるかもしれないから。

 

この翼いつの日か 黒でも白でもなくなってって
形すら見えなくなって また新たな形(なにか)作り出すのさ

 

そして、言葉は偽りでも本物でもなくなり、それを越えた新しい自分となり飛び立つ。

おわりに

というわけで、今回の考察はこのような感じになりました。まぁ、あくまで感じ方は人それぞれ違いますので、「これが正解だ!」と言うつもりは微塵もありません。

 

むしろ私は、メロディーやノリでその曲を好きになるタイプなので、歌詞についてここまで真剣に考えたのは初めて。今回書きながら「ここはこう言ってたんだね」等の新しい発見があったのは言うまでもありません(笑)

 

あと個人的に、「白」がポイントかなーと。
ここを他の言葉に置き換えれば、もっと良い感じになるのかもしれません。
今の私では、これが限界でした(笑)

 

なので、指摘や意見があればジャンジャンください。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
ではまた。

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